「いらっしゃいませぇ〜、お兄さん指名でいいんだよね？」
金髪のギャルがウインクを飛ばしながら隣に座る。

眩しいほどのネイルがグラスの縁をなぞり、炭酸の泡がはじける音さえ、妙に艶っぽく感じた。

ここは街でも噂のVIPキャバクラ。
薄暗い照明の中で、香水とアルコールが混ざり合い、甘く危険な空気が漂っていた。

「お兄さん、ちょっと緊張してるでしょ？

ほら、力抜いてよ〜」
彼女が笑いながら腕に絡みつく。

柔らかい感触が伝わり、心臓が跳ねた。

耳元で囁く声は甘くて、息がかかるたびに体温が上がっていく。

「アタシね、仕事だからとかじゃなくて……お兄さんの顔、けっこうタイプなんだよね」
いたずらっぽい笑顔の奥に、ほんの少しだけ真剣さが見えた。

そのギャップがたまらなくて、気づけば彼女の目から目を離せなくなる。

シャンパンを開ける音が響くと、店内の空気が一気に華やいだ。

彼女はグラスを掲げ、唇を軽く濡らしてから、挑発的な笑みを浮かべる。

「ねぇ……特別ルーム、行ってみる？」
甘い誘い文句。

赤いカーテンの奥、照明が落とされた個室で、彼女はゆっくりと距離を詰めてきた。

胸元がちらりと揺れ、香水の匂いがさらに濃くなる。

指先がシャツのボタンに触れた瞬間、理性が音を立てて崩れた。

「ここだけの秘密、だよ？」
彼女が小さく笑う。

その笑顔が、天使なのか悪魔なのかもう分からなかった。

――ギャルキャバで過ごした一夜。

彼女の笑顔と甘い吐息が、まるで天国のように頭から離れない。

※本作はAIで出力した画像に加筆、修正を加えた物です。