幼なじみと過ごす、いつも通りの放課後。

何でも言い合える関係のはずだった。

ふざけて冗談のつもりで始めた‘遊び’が、気づけば本気になっていく。

触れた指先の温度、笑いながら逸らした視線、どれもいつもと少し違って見えた。

止めたいのに止まらない。

頭ではわかっているのに、心も身体も勝手に求めてしまう。

幼なじみだからこそ隠せない、素直な気持ちと戸惑いがぶつかり合う。

あの頃の僕らは、ただ真っすぐで、どうしようもなく不器用だった。

‘好き’と‘欲しい’が混ざり合う瞬間
ふざけ半分の気持ちが、本当の恋に変わっていく、淡くて熱い青春の物語。