彼女は才色兼備、誰もが憧れるキャンパスの女神だった。
清楚で真面目な顔の裏に秘められた秘密――それは、パパ活という甘美で危うい遊戯。
僕に見せる笑顔は純粋な恋人のもの。
しかしその同じ唇が、夜になると知らない男たちに向けられている。
煌めく街に消えていくその背中を思うたび、嫉妬と欲望が胸を締め付ける。

写真集は、そんな彼女の二面性を鮮烈に描き出す。
レストランでシャンパンを傾け、年上の男にだけ見せる艶やかな微笑み。
高級ホテルのスイートで、挑発的なドレスの裾を緩やかに滑らせる姿。
学内では決して見せない大人びた眼差しで、禁断の契約に酔いしれていく彼女。

ページをめくるたび、純愛の象徴だったはずの彼女が、欲望と背徳の世界で妖艶に輝いていく。
僕だけのマドンナだったはずの彼女が、別の男に抱かれている――その衝撃と昂ぶりを、克明に収めた禁断の一冊。