これは、ひとりの少女が誇りを裂かれ、
それでも剣を握り、
‘絶花の退魔師’へと至るまでの物語。

妖魔を狩るために生まれ、誰よりも強く、清らかであった退魔師・常守碧。

しかし彼女は、触手を操る宿敵──‘千年幼姫’絡莉に敗北し、
その身に淫紋という呪いを刻まれてしまう。

印が疼くたびに身体は熱を帯び、魔力は乱れ、
戦いの最中ですら絶頂しそうになる羞恥と快感が襲いかかる。

夜になると理性が薄れ、制服のまま旧校舎の扉を叩いてしまう。

そこには、欲望のままに笑う男たちと、
悪意に満ちた花の香りが待っていた。

幾度となく繰り返される儀式の中で、
男たちに汚され、快楽に溺れ、屈辱に涙しながらも……
彼女は決して諦めなかった。

心の奥底に灯り続ける、あの夜の誓いがあったから。

「私は、退魔師。

妖魔を、殲滅する。」
積み重なる絶望の果てに、誇りを賭けた剣が再び輝く。

失われたものも、汚されたものも、もう戻らない。

それでも、彼女は剣を握り直し、立ち上がる。

その姿を、人はいつしかこう呼んだ。

──絶花の退魔師、常守碧。

本作は、前後編を完全収録した決定版です。

特典として、前編と後編の表紙イラストの原寸大画像、
さらに制作過程で生まれた未使用イメージ画像も同梱。

退魔師×触手×淫紋×快楽堕ち──そして覚醒。

彼女のすべてがここにあります。

すべてを失い、なお立ち上がる少女の物語に、どうか刮目してください。

画像は全て生成AIを使用しております。