君を好きになった時 〜もう覚えてないよ〜
前に「私を好きになったのはいつ?」って聞いたろ?
その時に俺は「覚えてないよ」って答えた。
けど、あれは嘘だ。
正しくは「好きになったことはない」だ。
ただ、それに似た体験は本当は覚えている。
さっきのことのように鮮明に。
それは春の日だった。
学校の近くに桜並木があったろ?
その日は満開で本当にキレイな桜が咲いてた。
お前と俺は下らない会話なんかして、横並びに歩いてた。
ふと、風が吹いて嗅いだことのない「良い匂い」がしたんだ。
それは桜なのか、お前なのかはわからない。
胸の奥に鋭く刺さって一気に胸に拡がった。
俺は驚いて歩みを止めた。
俺の数歩前、お前が先に歩いて、振り返った。
その瞬間、風が吹いてお前の下着が見えた。
その瞬間だ。
好きとか嫌いじゃなく、「ほしい」と思った。
「絶対にほしい」と思った。
だから、お前を好きだと思ったことはない。
これがお前の質問への答えだ。
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収録枚数:300枚(重複・差分なし)
解像度:1120x1600
※男性や性行為の描写はありません。
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<作者コメント>
この画像集に登場する女の子全員と10パターンくらい妄想でしました。
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