王女ミレアが墜ちた夜。[第3章 儀式]
囚われの身となった王女・ミレアの前に、ついに行方不明の姉・レジーナが現れた。
しかし、そこでミレアが目にしたのは、禍々しい粘液にまみれ、触手に肉体を弄ばれ、
王家の誇りを忘れて恍惚に溺れきった、愛する姉の淫らな姿だった……。
姉を人質に取られたミレアは、司教一族と「太祖」の要求を受け入れ、
自らの純潔を「儀式」に捧げることを選んだ。
(「儀式」が終わってなお、私が正気を保っていられたら、お姉様は解放される……)
そんな悲壮な決意こそ、司教一族の仕掛けた最大の罠であることを、ミレアは知らない。
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