人当たりが良く誰からも好かれる妹は、俺のことを嫌っている。
ありもしない嘘や噂を吹聴し、母や友人達から俺を孤立させた……。
そこまで俺を排除したいのか？

悪人にしたいのか！？

怒りでキレた俺は、勢いに任せてベッドの上でコイツに覆い被さった。
その身体に分からせるために……。

「何が家族よ！

……アンタが兄だってだけでイヤなのに！」
「ちょ、ちょっとどきなさいよっ！

キモいのよこのクソ兄貴……！」
「何よこれ？！

もしかして押し倒してんの？」
「離せっ……このヘンタイっ……あうっ！」
「ヤダ