居残り美術室
陸上部を受験により引退した久保由希子は、進学後に陸上を続けられることが出来なくなっていた。
もう二度と全力で走ってはいけないという状態だった。
由希子は元バスケ部で絵が得意な樋口に淡い恋心を抱いていた。
樋口に、いつしか自分が全力で走る姿を見てもらいたかった。
体育祭実行委員の由希子は、体育祭の旗に由希子の走る姿を描いて欲しいと樋口に依頼する。
早速、美術室で走るポーズを見せるも躍動感が表現できていない。
由希子は樋口に日曜日、誰もいない校庭で全力で走る姿を樋口に見せる。
そして由希子は体の
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