海の唄がきこえる中巻
千崎海斗(せんざきかいと)は、その喉に‘千寿桜(せんじゅおう)’と呼ばれる小さなアザを持って生れた。
千崎家では、そのアザは忌まわしい呪いの印とささやかれ、恐れられている。
海斗が17歳になった頃、巷では「ミイラ殺●事件」と呼ばれる怪奇殺●事件が頻発し、人々は得体のしれない恐怖に怯え始めた。
そんなある日、海斗は幼い頃に出会った少女・美羽(みう)と再会する。
海斗の喉のアザ‘千寿桜’が疼き始める。
止まっていた時計の針が進み始めるように、海斗の運命が静かに滑り出した…。
伝奇小説タイプのオリジナル
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