やがて哀しきナンパ道
32歳の俺は生粋のナンパ師。
普段はファミレスの社員として働いているが、アイデンティティはナンパにある。
大学生だった18歳から始めて、たったの10ヵ月で百人斬りを達成。
未だに毎週金曜日の夜は街に繰り出している。
だが、年齢的に容姿も劣化し、さすがに成功率が下がってきた。
ある日、スタンディングバーで珍しく30歳前後と思わしき絶世の美女から逆に声をかけられる。
名前はエリ。
黒髪のショートボブも麗しい、パリコリモデルのような女だった。
色白な小顔、端整な眼鼻立ち。
首も長ければ手脚も長く、すらりとしたスレンダースタイルで、ハイブランドの黒いパンツスーツを一分の隙もなく着こなしていた。
ナンパ師生活で最高の獲物だった。
2人でラブホテルに直行するが、エリには秘密があって……。
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