性的文学の秋
山本幸介は通っている大学の目の前にある喫茶店でアルバイトをしている。
そして、毎週水曜日を心待ちにしていた。
決まって午後3時。
同学年の綾部栞が窓辺の席に座って読書をするからである。
日本人形のようなキレイな黒髪。
透き通るように白い肌。
彼女は絵に描いたような文学少女で、幸介は一目惚れをした。
意を決して話しかけ、それから教室で会うたびにあいさつを交わすようになり、距離もグッと縮まる。
そんなある日、彼女は読んでほしいと自分の書いた小説を持ってくる。
そこにはこれまでの2人の関係が描かれていた。
栞が自分に好意を持ってくれていたのが分かり喜ぶが、物語はその先も続いていた。
幸介はその未来予想図に従い、彼女の手をグッと握りしめて濃厚なキスをするのであった。
その日以来、栞の持ってくる小説は徐々に過激になり、教室でのフェラチオや、アナル責めまで書いてあり……。
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