もっと深く
夫が他界して1年。
紗月は夏の終わりを感じながら、火照る体を持て余していた。
一回り年上の夫は、ガンになり短い入院で逝ってしまった。
結婚当初は夜の営みも頻繁だったが、時間が経つにつれて回数は減り、自分で自分を慰めるばかり。
28歳で結婚して以来、夫以外の男を知らない紗月は、もう肉茎で貫いてもらう快感は味わえないと思って悶えていた。
欲求は溜まる一方で、オナニーに明け暮れる毎日。
それでも肉の渇きは癒えず、とうとう結婚前に付き合っていた紺野に十数年ぶりに連絡を取る。
彼はすぐに会ってくれた。
亡き夫への追憶を感じながらも、紺野の強引な責めにすぐ身を委ねる紗月。
昔よりも色っぽい声が出て、濡れやすくなっている自分に気付くのだった。
割れ目はちゅぷちゅぷとイヤらしい音を出しはじめ、触られただけでイッてしまった紗月は……。
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