ファーストキスはHの後で(単話)
俺としずかの出会いは遡ること四ヶ月、自分が作った弁当を食べさせたのがきっかけだ。
弁当を美味しそうに食べるしずかと、その艶かしい唇に惹かれた俺は思い切って彼女に告白。
晴れて付き合うことになった。
しかし、しずかは体を許してもなぜかキスやフェラはしてくれない。
唇に触るのすらご法度のしずかに悶々とする日々。
そんなある日、作った小籠包を食べに放課後しずかがやってくる。
アツアツの小籠包を嬉しそうに口に放り込んだしずかだったが、予想外の熱さに悶絶。
火傷してたら危ない!、と様子をみるため俺は咄嗟にしずかの唇を触る。
すると触れた瞬間、しずかが突然潮を吹いてイッてしまう!
どうやら、しずかの唇は歯磨きだけで感じてしまう超敏感体質。
そんな体質でもし触れられでもしたら…、とずっとキスを避けていたらしい。
不安そうに事情を話すしずかをよそに、俺はようやくしずかへの疑問が解け、ホッとする。
そして、そんなしずかを安心させようと、俺はそっと優しく口づけをする…。
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